月だけを見ている。

ハンカチ拾います。

親愛なるフォロワーのみなさま

みんな〜〜〜〜!!!

 

こんにちは、ぬんです。最近どうですか?嫌なこと嫌って言ってますか?惚れた男に好きって叫んでますか?愛する女のこと毎日褒めてますか?ちゃんとハメ外してる?地に足なんかつけてんじゃないよ?

 

はい。

 

今、みんなはどんな気持ちで過ごしているでしょうか。幸せの渦中にいる人。大勝負を控えている人。目標に向かって挑戦を続ける人。新たな恋の入り口に立つ人。まさにたった今ひどく傷ついてきた人。同じような毎日に退屈している人。読んでくださってる方の数だけそれぞれの喜びや慈しみ、痛みや嘆きがあると思います。

 

つい先日、ほんの数時間だけぬんのアカウントを消しました。疲れてしまったからです。だけど、ある方からのDMを読んで、やっぱり続けたいと思いました。

 

私は2017年9月にTwitterを始めました。ちょうど温めていた恋以上恋未満が盛り上がりを見せていたからなのか、図らずもあっという間にフォロワーが1000人になっていました。

 

あれから2年。今では1万人を超える方にフォローしていただいています。おののくと同時に、どれだけフォロワーが増えても、勘違いを起こしたりせず何も変わらないままでいたいなと思うのね。それは単純にフォロワーが増えた途端ツイート内容や態度がガラッと変わるのはダサいと思ってることもあるけど、それ以上に、昔からフォローしてくれてる人たちに「ぬんちゃん変わったな」って思われたくないんです。

 

フォロワーが増えるとあまり大っぴらに自分の話は出来なくなります。私も昔ほどは身の上話や詳細な恋の話、仕事の話をしなくなりました。だからこそ、何年も前から私のことをフォローし続けてくれてる方に恩を感じています。最低な時期の私を知りながら、離れずにいてくれたこと。感謝してもし尽くせません。

 

中でもこの1年は、本当に色んなことがありました。家族間のトラブルが悪化し、私は体を壊しました。血の繋がりや自分の人生を恨み呪うツイートを繰り返し、お見苦しかったと思います。みんなそれぞれ精一杯生活を営む中で、開いたTwitterには辛い苦しい消えてしまいたいと喚き散らすぬんがいる。すみません。

 

そんな最悪な状態だったのにも関わらず、フォロワーが激減するどころか、たくさんの方がリプライやDMをくださいました。同じような体験をされた方が自分のことのように悩んでくれたり、専門の方がカウンセリングについて詳しく教えてくれたり、返事するのも大変だろうからと短い文章で元気づけてくれる方もいました。人の温かみに触れるたびにさめざめと涙を流し、いただいた言葉やイラストはすべてスクリーンショットで保存し、大切にお守りにしていました。膨大な数が今もそのまま残っています。

 

どうしてこんなに親身になってくれるんだろう。正直、不思議でした。Twitterには私以外にも、懸命に生きて、恋をして、自分の人生を足掻き苦しみながら全うしようとしている人がたくさんいる。これはずっと言ってるけど本当に私は「ただの人」で、特別な何かを持ってる人間ではなかった。

 

ただ一点だけ。私は26年間でありとあらゆる種類のバラエティ豊かな地獄を見ました。

 

暴力。半監禁。困窮。中学に上がってからは言葉の暴力に変わり、それは今も続いています。自分の番号の前後の空白を茫然と見つめるしかなかった絶望の合格発表。地道に積み重ねてきた努力が散り散りになった春。夢を叶えるチャンスが絶たれた今。たぶん一生付き纏う『夜』のトラウマ。“好きな人”。家族同然だった人の急死。生き甲斐とすら思っていたすばるくんの脱退(しかも人生の底の時にやで、ほんまにかなわんわ)。未だに襲われるフラッシュバック。母の目の前で手をかけたベランダの冷たい手触り。

 

丸ごとそのままなんて言えないけど、私は人の痛みを想像して、種類や境遇は違えど『どうすることもできない、どうすれば良いか分からない』苦しみに共鳴し、その人の無事を心から祈ることは出来ます。その経験をしたことのない人たちには、本当の意味では出来ないことだと思います。

 

この画面の向こう側には、私のたった一言や足跡を辿ってなんとかその日一日を生き延びている人が存在するということ。見ず知らずの私に命からがら「頑張れって言ってください」と言いにきた、もうこれ以上ないほど頑張り続けてきた人。強く強く恨んでいた人が突如帰らぬ人となり、後悔と恨みの矛先を自分自身に向けてしまった人。あんなに大変だったけど今は楽しいですと言って1年越しに成人式の写真を送ってきてくれた人。

 

この人たちは私がいなくたってまた新しく頼る人を見つけたかもしれない。だけど、見つからなかったら?また裏切られたり傷つけられたりしたら?誰かに話すことで少し楽になれたかもしれないのに、誰一人助けを乞う人も話を聞いてくれる人もいなくて、私のようにすべてを投げ出そうとしてしまったら?

 

誰かのために何か出来るなんて思っていません。だけど、私のツイートが誰かの心に少しでも響き、支えや糧になれるなら、人の役に立つことができるなら、その思いでTwitterを続けたいなと思いました。これからも大胆不敵で、人によってお辞儀の角度を変えず、義理人情だけを武器にやっていこうと思います。

 

長々と書いてしまいましたが、これで最後です。

 

何も成し遂げられなくても良いから、とにかくみんなが無事でいてくれることを心から祈っています。嫌なことは嫌って言って、惚れた男に好きって叫んで、愛する女のこと毎日褒めて、ハメを外して地に足なんかつけずに、明日からもあらゆるものをぶっ飛ばして生きていってください。無事でいてくれたらそれで良いんだよ。

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